ワード技研

社長の右腕

展示用サンプルとして、弊社の代表取締役 川井聡の右腕を測定し、3Dプリンターで出力しました。

まずは、社長の腕をレーザー式非接触3Dスキャナーにてスキャンします。

今回はこちらの機器「T-Scan Hawk Ⅱ」を使用しました。

測定したデータがこちらです。

柱のような物は、測定器の座標を検知するための基準点マーカーです。

ハンディ型3Dスキャナーは、手で持って動かしながらスキャンするため、自身の位置を常に正確に把握する必要があります。

そこで、高コントラストで目立つ丸いポイント(マーカー)を対象物や周囲に貼ったり置いたりします。これにより、スキャナーはマーカーを「固定された目印」として認識し、自身の位置を安定して追跡でき、複数のスキャンデータをぴったりつなげて、正確な全体モデルを作れます。

しかし、基準点マーカーや台座は3Dプリントしませんので、このデータのままでは3Dプリンターで使えません。

そこで、まずは不要な部分を削除し、さらにスキャンできていない部分を補正します。

人体はどうしても動いてしまう為、このように不明瞭な部分が生じてしまいます。

このようにブレてしまった部分をCADで補正し、綺麗なSTLデータを作成します。

これは3Dスキャンした物を3Dプリントする際に必ず必要な作業です。

それではいよいよ、作成したデータを3Dプリンターに読み込ませてプリントします。

今回は自社で保有している小さめの3Dプリンターで行いましたが、提携メーカー様では他にもFRP(繊維強化プラスチック)や発泡スチロール(+樹脂コーティングで補強)、金属切削加工や鋳造など、様々な素材や方法で造形が可能です。

プリントが終わったらパーツを接着剤で繋げ、塗装して乾かします。

接着剤がはみ出した部分は除去してきれいにし、仕上げの塗装をします。

これで完成です。

今回は、固定するための治具も3Dプリンターで製作しました。