About Us

会社を知る

大企業にはないことが、私たちにはあります。

ワード技研は1987年に創業した、神奈川県相模原市にある機械設計業の会社です。自動車ボディー部品のプレス金型製作のデジタル領域をワンストップでサポートすることで大手自動車メーカーの数多くの新車開発に携わってきた、従業員数40名のほとんどが技術者という少数精鋭のスペシャリスト企業です。
専門分野
ワード技研は、3D-CAD を使って自動車などのプレス金型を設計をしたり、シミュレーションソフトによる工程検討を行ったり、3D測定器で金型などの形状を測定してデータ化する事業を行っています。
「プレス金型」とは、プラスチックや金属・ゴムなどの材料に圧力をかけて成形し製品を大量生産するための金属の型のことです。主な取引先は、日産・SUBARU・トヨタ関連企業などの大手自動車メーカーです。
成長
創業当時は手書きで設計していましたが、1年後の1988年に2次元CADを、2000年には3次元CADを導入し、現在は100%3次元CADで設計を行っています。
バーチャルシミュレーションによる技術革新によってお客様の製品の品質向上と納期短縮を可能にし、各自動車メーカー様より大変厚い信頼を得ています。
また、2014年に非接触3次元測定器ATOSを導入し、3Dリバースエンジニアリングを開始。10年に及ぶ経験と実績があります。
特にリバースエンジニアリング部門では、直近3年間で売上が3倍近くになり、今後も更なる成長が期待できます。
推進力
ワード技研には、お客様と共に目標に向かって業務を推し進めていく力があります。大手自動車メーカーと開発設計から現場まで繋がりがあり、業務の具体的な進め方や過去にあった不具合などをよく理解しているので、的確な工程計画や提案ができます。私たちは、常に自社の利益だけでなくお客様の立場に立ち、お客様の利益も考えて行動しています。

ワード技研は4つの技術で、支えられています。

  1. サイマルテニアス
    エンジニアリング
    サイマルテニアスエンジニアリングのイメージ画像
  2. 金型構造設計
    金型構造設計のイメージ画像
  3. NCデータ作成
    NCデータ作成のイメージ画像
  4. 3Dリバース
    エンジニアリング
    3Dリバースエンジニアリングのイメージ画像
特にサイマルエンジニアリングとリバースエンジニアリングにおいては、他社の追随を許さない唯一無二の経験と知識、技術力を持っています。
当社の安定した経営の理由は、4つの事業の相乗効果によるものです。それぞれの事業を専門で行っている会社は他にも存在しますが、これらの4つの事業をすべてワンストップで行えるのは、日本国内ではワード技研だけです。

01サイマルテニアスエンジニアリング

サイマルテニアスエンジニアリングとは、製造業において、製品の開発プロセスを構成する複数の工程を同時並行で進め、各部門間での情報共有や共同作業を行うことで、開発期間の短縮やコストの削減を図る手法のことです。
自動車業界でも大手のメーカーが取り入れていて、製造現場から研究開発・設計の担当部署へフィードバックを行うことにより、事業の効率化を狙うことが可能となっています。
ワード技研では、自動車ボディー部品のプレス金型製作のデジタル領域をワンストップでサポートしています。
従来はアナログで行っていた金型の試作・成形性確認・修正を、すべてデジタルデータで行うため、作業時間もコストも削減できるのです。
従来のプレス金型製作は、現場の技術者が「プレス工程」を決め、「金型製作、トライ、成形性確認、金型修正」を実物で行っていました。そのため、完成までに時間も費用も現在より多く掛かってしまっていました。
従来のプレス金型制作とサイマルテニアスエンジニアリングの作業フローの違い
しかし現在は、3D-CADで「工程検討」をしたり、シミュレーションソフトで「成形性検討」(鉄板の割れ、しわ、形状の確認)をしたりしながら、PCの画面上で3Dデジタル設計を行っています。
当社の業務範囲(上の図の青い部分)はすべてデジタルで行いますので、金型(実物)をその都度加工しトライする必要がありません。
そのため、お取引先様は作業時間の短縮が可能となります。

02金型構造設計

金型とは、製品を大量生産するために用いる金属製の型のことです。その中でもワード技研が主に取り扱っているのは、プレス機で金属板に圧力をかけて成形するための『プレス金型』です。
現在でも2D図面で設計をする企業が多い中、ワード技研では3D-CADを使用し、立体的な金型構造設計を行っております。
当社では、取引先の大手自動車メーカーにて多くの金型設計の実績があります。お客様の要望に合わせた3DCADソフトを活用して、様々なデータ形式に対応した金型設計データを作成しています。

03NCデータ作成

NCデータとは、金属を削ったり穴を開けたりして加工する工作機械の動きを数値により制御し、特定の加工動作を指示するコードやデータの集合体のことです。このNCデータを制御装置に読み込ませることで、工作機械を自動的に制御することができます。
ワード技研では、CADで作成された成形データを元に、CAMというシステムを用いて、効率の良い加工を検討しながら、お客様のご要望に沿ったNCデータを作成しています。

043Dリバースエンジニアリング

リバースエンジニアリングとは、製品の分解や解析などを行い、その動作原理や製造方法、設計や構造、仕様の詳細、構成要素などを明らかにすることです。
ワード技研では、取引先の製品を最先端の非接触3次元測定器でスキャンし、3次元データや図面を作成します。また、元になった設計データとスキャンしたデータを比較することで、その差を可視化し製品の品質を確認することができます。
古くて設計図面がない金型や、ハンドワーク(粘土など)で作成した形状を測定し、3D-CADデータを作成する事も可能です。

ワード技研の強み

大手自動車メーカーが
主な取引先です
ワード技研は、皆さんも良くご存じの日産自動車やトヨタ自動車関連企業・SUBARU、三菱自動車、本田技研工業など大手自動車メーカーが主な取引先です。当社は唯一無二の確かな技術力により、お客様から高く評価いただき、大変厚い信頼を得ていますので、経営が安定しています。これまでの経験と実績により、開発設計から現場まで、お客様の仕事を徹底的に理解し、工程提案もできるのは当社の大きな強みです。
また、当社は3DCADを40台と数多く保有している国内では希少なエンジニアリング会社です。製品データの図面化をする技術力も他に比べて高い自信があります。昨今の自動車業界では販売台数の減少が大きな問題となっていますが、近年の目まぐるしい技術革新に合わせて、自動車メーカーでも新たな車種の開発が必要となります。また業界の人手不足という問題にも、当社のサービスによるコスト削減や納期短縮で対応することができますので、将来的にも安定した需要が見込めます。私たちの持つこれらの技術は希少価値があり、他社には短期間で安易に真似できるものではないため、今後も確実に必要とされ続けます。